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PS3、6万円超 日本で11月に発売
ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)は9日(米現地時間8日)、次世代の家庭用ゲーム機「プレイステーション3」(PS3)を日本で11月11日に売り出し、価格は税込みで6万円を超えると発表した。最先端部品や技術をふんだんに採り入れたため、ゲーム機としては前代未聞の高価格だ。ライバル社の次世代機も出そろう年末は、激しい商戦が展開されそうだ。
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米ロサンゼルス郊外で8日、プレイステーション3の新型コントローラーを発表する久多良木健SCE社長=AP

 米ロサンゼルスで10日に始まる世界最大のゲーム見本市「E3」に先立ち、SCEは同市郊外で現地説明会を開いた。1時間強にわたる説明の最後、平井一夫SCEアメリカ社長が付け足した。

 「もう一つ情報を加えると、PS3は米国では499ドル、日本では5万9800円(税込み6万2790円)になります」。約2000人の報道関係者や業界関係者から「高すぎる」との声が漏れた。

 SCEは、PS3に導入するワイヤレス式コントローラーを初披露。レバーだけでなく、コントローラー自体が上下左右の動きを感知する新機能を搭載する。PS3はさらに次世代DVD規格「ブルーレイ・ディスク(BD)」や新開発半導体「セル」などの最新技術を盛り込み、製造コストが高騰した模様だ。

 モルガン・スタンレー証券の小野雅弘エグゼクティブ・ディレクターは「(日本の小売り希望価格は)想定より1万円ほど高い。BDプレーヤーとしての機能をアピールできれば普及する可能性もあるが、事業黒字化はゲームソフトが(PS3の高性能に)ついてこないと厳しい」とみる。

 任天堂の新型機「Wii(ウィー)」も年内登場の見通しで、すでに発売された米マイクロソフト(MS)の「Xbox360」も合わせ、年末商戦が各社の勝敗を分けるヤマ場になる。MSは希望小売価格(日本で税込み3万9795円)を「年末までに値下げするのでは」(業界関係者)との観測も流れる。

 SCEの久多良木健社長は「単なるゲーム機ではない。最先端のコンピューターシステムだ」と強調する。正念場の年末商戦を勝ち抜くには、ゲーム機からの「脱皮」を消費者に印象づけられるかがカギとなりそうだ。




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